Web業界の仕事Tips

新米Webデザイナーにありがちな やってしまいそうでやってはいけないコト

新米Webデザイナーにありがちな やってしまいそうでやってはいけないコト

Webデザイナーとしてそのきっかけをつかみ駆け出している人は、自分の作品が世に出るワクワク感と同時に、現場の中でディレクターやクライアントとスムーズにいかないジレンマを感じることが、一度どころではなく多々あるのではないでしょうか。
自分は真面目に誠心誠意デザインしているのに、なぜかいつも空回り・怒られ・リテイクの連続…なんてことはしょっちゅう…でもこれって極力なら避けたいものですよね。
ですが、現実は思った以上にシビアで、新米Webデザイナーとディレクターそしてクライアントとのコミュニケーションや思惑のずれが生まれることは結構多く、みんなその狭間で産みの苦しみとぎこちなさを味わっていることでしょう。
そこで、新米Webデザイナーでも自分の仕事が適切に評価され、円滑な疎通のもと上手く仕事をはかどらせるためにも、このジレンマが一体どのように起こってしまうのか、新米Webデザイナーの普段の現場でありがちな事例を紹介しながら、客観的にこの原因を探りその対策を考えていきましょう。

現場でよくおこりがちなジレンマとその原因

Web制作の現場でよく飛び交っている曖昧な表現は、時に新米Webデザイナーにとっておもわず遠い目になってしまう理解に苦しむ大きなジレンマの一つです。このほか具体的に、指示を受ける側のWebデザイナーと指示を出す側のディレクターやクライアントに起こりがちなやり取りを分析して考えてみましょう。

あいまいな表現の指示

ディレクターやクライアントからの指示で、新米Webデザイナーが困ってしまうことの一つに『抽象的に表現された指示内容が多いこと』があります。
指示側の視点で語られた「前回のものをもっとはっきりさせたような」「シュッとした粋なデザインで」「ユーザーが飛びつくような感じで」などの感覚的な指示内容です。指示する側は自分の中で分かっていても、指示される側には全然伝わっていないなんてことはよくありますよね。意思の疎通が難しいあいまいな言葉のやり取りは、相手に伝わらず一方通行になっている危険性がとてもあるのです。

カタカナ言葉の連発

曖昧な表現の指示でよく使われがちなのは、特にカタカナ言葉。例えば「シンプルでかつラグジュアリーな感じに」「フレッシュなパンチがきいた黄色に」など、カタカナ独自の広義的かつ擬音語的な表現です。
では一体この“ラグジュアリーなとかフレッシュななどの表現は、どんな決まった定義があるのか口に出した自分自身も、いざたずねられると案外言葉に詰まるものです。このカタカナ言葉は、実際に調べてみるととても広義的・感覚的な意味合いが強く、受け取る人の感覚によっても違い、実は非常に定義しにくいものなのです。

納期の不透明さ

「納期」それは仕事を受ける人間にとって、とても重要な確認要項の一つになります。この納期が守れるか守れないかだけでも、納品したあとの仕事がどんなに素晴らしくても、その評価や今後の仕事への信頼度に大きく影響します。
ディレクターやクライアントとの初めの打ち合わせの段階で、この納期の大切な部分を押さえておかないと、一番困るのは自分たちWebデザイナーなのです。
仮にディレクターから「納期を明日中まででお願い」と言われたときに、「明日の何時までが(MAXで)納品可能なのかを確認する」ことはとても重要です。締めの時間をはっきりさせておくことは、自分たちWebデザイナーのその仕事の段取りにも影響し、抱えている仕事量との兼ね合いも計れます。
定時があってないような業界だからこそ、時間の管理をきちんとできなければ、納期の約束どころか残業も終わるのがいつになるのやらということにもなりかねません。

新米でもプロです

サイト制作過程において自分がいいと思ったデザインでも、ディレクターやクライアントからのリテイクがあるのは良くあることです。そんな時、リテイクの指示や変更の判断をうのみにしてお任せするのではなく、どうしてこのようなリテイクが生じたのか”“(制作サイドから見て)このリテイクは本当にしたほうがいいのかなど、Webデザイナー自身がその判断をしていいものなのか、新米の慣れないうちは躊躇したりするかもしれません。
もちろん新米Webデザイナーの頃は、なかなかなディレクターやクライアントに意見を物申すことは勇気がいることかもしれませんが、新人と言えどもみんな仕事を引き受けている現場のプロです。
どうしてこのようなリテイクを望むのか、そして自分が違うように考えた理由を相手にきちんと説明できるぐらいの自信を持って臨みましょう。最終的にはクライアントが意図するものを完成させるために、制作側の意見として客観的に意見を述べることができる姿勢がとても大切になります。

そのデザインは誰のため?

新米Webデザイナーの頃は、自分のサイトデザインが世に出ることにとても意気込みを感じる時期でもあります。この意気込みは気持ち的にとても分かりますが、サイト制作の目的は、クライアントが追求するエンドユーザー獲得です。そのエンドユーザーがどんな雰囲気のサイトを好むのか・何を求めているのか、サイトを訪れた人がどのぐらいサイトに関してリテラシーがあるのかなどを分析することも重要になってきます。
見た目の格好よさやお洒落感よりも、エンドユーザーにとって見やすいそして使いやすいサイトのデザインであることがとても大切になってくるのです。
つまりどんなにクオリティが高いサイトを作っても、エンドユーザーにとっていいサイトでなければあまり意味がなくなってしまうのです。

新米Webデザイナーが押さえたい重要なポイント

この様に、現場で交わされる独特の言葉の言い回しの理解・立場上の問題やサイトの作り方など、新米Webデザイナーは悩みぶつかる多くの壁がありますが、彼らに欠けていると言われているポイントをきちんと押さえることで、滞りがちだったコミュニケーションが円滑に図れ、ディレクターやクライアントが意図するような立派なサイト作りができるようになるのでしょう。

的確に質問と理解を深めることが大切

新米Webデザイナーであっても自分が?と感じたときは、自身が納得するまで遠慮せずに質問すること、きちんとすり合わせを行うことです。ディレクターやクライアントと話を進めていくうちに、お互いの誤解やグレーな部分も解け、更にいいアイデアが浮かんでくるときもあるかもしれません。
クライアントとの窓口であるディレクターやクライアント本人ときちんとサイト構成を話し合うことで、最終的にはクライアントのエンドユーザーが求める必要なものをサイトで表現できることでしょう。

自分の作品に対しての理解度を深める

「なんとなく格好よいから」「こうした方がお洒落に見える」など自分の感覚に任せて作った曖昧で抽象的な表現方法は、見方の厳しいディレクターやクライアントにその意味を追求されたとき、必ず言葉に詰まります。
自分がWebデザイナーとして提案した作品の一つ一つ、例えば色や形・配置などをどうして決めたのかを、第3者にわかるようにきちんと説明できるほど、自分が納得してサイト制作を行わなければいけません。

代替案は違うものを

ディレクターやクライアントにデザイン案を提案する際、色や配置を変えだけの提出は素人なやり方になるので、控えた方がベターです。
せっかく創り出す人であるデザイナーなのですから、1つは指示された通りの案と、もう1つにはディレクターやクライアントの望むポイントを押さえながら、自分が受けた案件に対してのアイデアを表現するぐらいの提案力・独創性を持って提出したいものです。

納期の時間は余裕を持って

つい曖昧になりがちな納期ですが、前倒しに提出できるぐらいの日にちや時間の余裕を持って、納期の約束をあらかじめすることをおすすめします。納期の交渉は、「自分の仕事能力」と「先方の希望納期」を推し量りながら、プラス余裕の日時を持って先方に打診することも賢明なやり方です。
ゆとりを持った納期だと、精神的にも余裕ができいい仕事ができるだけでなく、予定より早く仕事が進んで納品できれば、先方からその努力を評価してもらえるといううれしいメリットもあります。どんな場合でも、余裕を持った納期交渉をきちんと自信を持って打診できることも、新米Webデザイナーには大切な要素です。

受け身的な“作る人”から、能動的な“創る人”へ

ディレクターからサイト制作の依頼が来たとき、Webデザイナーはその構成資料をもとに形にしていくわけですが、この時、ディレクターから言われたことをただ単純に正しく作る人(オペレーター・Operator)となってはいませんか?ディレクターがクライアントから聞いたことの中から、そのサイトに意図したいものを見極め・分析し・時には逆に助言し、そして融合させ形にしていく人(クリエーター・Creator)こそがWebデザイナーの仕事です。
Webデザイナーはディレクターからの制作の指示があったとき、額面通りの制作の請負ではなく、サイトにおいてクライアントが求める訴求は何か、エンドユーザーの欲していることは何かという意図を深読みをすることが大切になります。
つまり、ただ受け身で仕事を引き受けるのではなく、能動的に仕事を責めていく姿勢が、新米Webデザイナーには欠かせないポイントなのです。

気付きが分かれば、上手くやるだけ

誰でも初めは新米デザイナーです。ここまで具体的に述べたので、新米Webデザイナーが失敗しやすい問題点が少しはクリアになったのではないでしょうか。Webデザイナーとして頑張っていこうと思う人ややっとそのきっかけをつかみ出している人にとっては、これらのポイントはぜひ押さえたいところですね。
新米デザイナー時代にやってしまいがちな問題の原因をきちんと追究、理解し、そして改善していけるかどうかの姿勢が、その後、本当のプロとしてのWebデザイナーへ大きく成長できるかどうかの大きな分かれ道になるのではないでしょうか。
最終的にはWebサイトを制作した結果において、Webデザイナー・ディレクター・クライアント・エンドユーザーすべての人が満足してもらえるような作品創り、いい仕事をぜひ目指していきたいですね。

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