広告賞カレンダー

日経広告賞

世の中に広告賞は星の数ほどあります。今回はその中から日本経済新聞の主催する日経広告賞について、そのあらましや応募要項についてご紹介します。

概要

日経広告賞の起こりは1952年のことです。スタート以来、その受賞作品はどれも優れたものばかりです。
日経広告賞には日経広告賞、日経産業新聞広告賞、日経ヴェリタス広告賞、日経電子版広告賞、日経サイエンス広告賞といった各賞が用意されています。
各賞を受賞した企業には伊藤忠商事や三越伊勢丹、富士フイルムなど、名だたる大企業たちがその名を連ねています。

対象・応募資格

日本経済新聞に掲載された広告作品のうち、3段以上の広告が応募資格を持ちます。ただし、シリーズ広告の場合には5段1/2の作品でもエントリーが可能です。

部門一覧

本賞

電気・通信・IT部門

電子機器、電子部品、オフィス機器、重電、家電、通信・ネットワーク、情報システム、社会ソリューション、その他T/ICTなどの広告作品

生産財・産業部門

素材産業、化学、産業機器、印刷、フォークリフト、エレベータ・エスカレータ、LED照明、業務用医療機器などの広告作品

商社・エネルギー・公共部門

商社、電力、ガス、石油、その他エネルギー関連、高速道路会社、倉庫、政府公共機関、自治体などの広告作品

自動車・運輸・輸送部門

自動車、自動車部品・用品、カーナビゲーションなど車載装置、カーディーラー、レンタカー・カーリース、造船、鉄道車両製造、航空機製造、鉄道、航空、航海、運輸などの広告作品

金融部門

銀行、証券、保険、クレジット、リース、商品先物、金積立、監査法人、法律事務所などの広告作品

流通・サービス部門

百貨店、スーパー、コンビニ、専門店、通販、外食産業、飲食店サイト、サービス、アミューズメント、フランチャイズ、スポーツクラブ、ゴルフ場、観光、旅行代理店、ホテルなどの広告作品

ブランド・ファッション部門

衣料、時計、バッグ、靴、化粧品、スポーツ用品、食器、楽器などの広告作品

食品・医薬品・生活用品部門

食品、飲料、嗜好品、医薬品、トイレタリー、日用品などの広告作品

建設・不動産部門

建設、住宅、住宅設備機器、建材、不動産などの広告作品

出版・コンテンツ・教育部門

出版、映画・演劇、放送、音源、大学・専門学校、資格・ビジネススクール、通信教育、人材・人材派遣などの広告作品

以上が本賞の部門になります。これとは別にテーマ別部門として以下の4つの部門があります。

テーマ別部門

環境部門

日本経済新聞紙上に掲載された広告作品のうち5段1/2以上のもの

IR部門

日本経済新聞紙上に掲載された広告作品のうち5段1/2以上のもの

クロスメディア部門

日経マガジンスタイルを含む日本経済新聞と日経電子版を組み合わせて出稿された広告作品のうち、特定の広告主により、広告のテーマや内容、デザインなどの統一性があり、一方の媒体の掲載時期と他方の媒体の掲載時期が2か月以上離れていない広告作品

日経マガジンスタイル部門
日経マガジンスタイルおよび日経マガジンスタイルAiに掲載された広告作品

各賞の内容

本賞の部門

  • 大賞(1点)
  • 最優秀賞(2点)
  • 部門最優秀賞(各1点:計10点)
  • 部門優秀賞(各2点:計20点)

テーマ別部門

  • 最優秀賞(各1点:計4点)
  • 優秀賞(各1点:計4点)
  • ※環境部門の最優秀賞には別途、環境大臣賞が贈呈されます。

第65回日経広告賞受賞作品

ここからは、第65回の受賞作品の中からピックアップして紹介していきます。

日経広告賞 大賞 伊藤忠商事「商いの男」

伊藤忠商事の歴史の中でキーパーソンとも言える存在の人たちの思い出話とともに、その人達がまだ若者だった頃の風景をモノトーンの版画風に描くことで、過去から現在、現在から未来へと連綿と続いていく誇り高き精神と、古き良き時代の挿絵のような雰囲気を感じさせる作品となっています。

電機・通信・IT部門 最優秀賞 NTTドコモ

広がる田園地帯、救急車が到着した民家、タブレットを使う子どもたちの集まり、牛舎で牧草を食べる牛達、宮城県の名物のひとつである牡蠣の養殖現場である奥松島の海という異なる5つの風景の共通点は、NTTドコモが携帯電話などで培ってきたIT技術です。
それぞれの光景は、NTTドコモに対する一般の人のイメージからは少し遠いものでしょう。一見つながりそうもない分野と協力することで、新たな開発への扉を開くことを、何気ない日常の風景と組み合わせることで、意外性とともに未来への希望を表現した作品といえるかもしれません。

電機・通信・IT部門 優秀賞 パナソニック

電車の中、まるで水槽の中で「何か」から守られているように写る女子学生をはじめとした乗客たち。これは乗客たちが、JR山手線の新型車両で採用された空気清浄機に使用されているパナソニックの技術「ナノイー」によって、ウィルスや不快な臭いなどから守られていることを表しています。
「ナノイー」は、日本で販売されている自動車やホテルの客室の他、病院や保育園、空港やカフェといった身近な空間で知らず知らずのうちに使われており、人々が快適に過ごすためのお手伝いをしていることを気づかせてくれる作品となっています。

生産財・産業部門 最優秀賞 コマツ

まるでモーゼの十戒のように切り拓かれていく大地を描くことで、コマツの重機のクオリティの高さを表現している作品です。この状態が現場経験の浅いオペレーターによって成し遂げられたという説明により、コマツの技術が進化し、よりスピーディーな現場作業に貢献していることを伝えています。
やや唐突に配置されているQRコードも、その先に何があるのか興味を引く効果を生み出しています。

生産財・産業部門 優秀賞 凸版印刷

家庭で日常的に使われているコンセントタップが、壁一面に並べられたこの作品は、電力自由化の施行によって、消費者が多くの電力事業者を選択できるようになったことを表現しています。
継続している印刷事業はもちろんのこと、電力自由化に伴い消費者と電力事業者をつなぐための協力を惜しまないことが、この作品における企業からのメッセージなのでしょう。

商社・エネルギー・公共部門 優秀賞 丸紅

大きく広がる大地の真ん中に、同じネコ科のライオンと虎がいます。もともとライオンは平原、虎は密林に暮らす動物です。本来ならば出会うはずのない2頭が並んで歩くこの作品は、パートナー企業と共に未だ見ぬ大地を目指すために、総合商社としてビジネスを支え一緒に歩んでいきたい、という願いと力強い意志が感じられるものとなっています。

金融部門 最優秀賞 農林中央金庫

2016年2月に農業体験施設である「ワンダーファーム」を始めた「とまとランドいわき」と、大量の秋刀魚の水揚げ後の処理作業をしている「女川」、そして岩手県の木材加工の現場という3つの作業風景を鮮やかな色彩で描くことで、企業がこれらの農林水産業を支援していくことを表現する作品となっています。
写真を囲む「MADE IN TOHOKU」の文字が、クリエイティブ全体をくっきりと引き締めます。

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