広告賞カレンダー

交通広告グランプリ

国内では、毎年たくさんの広告賞が開催されています。その中でも今回は、株式会社ジェイアール東日本企画の主宰する広告賞、主にジェイアール東日本の駅や車両に掲示や放映された広告を対象とした「交通広告グランプリ」についてご紹介いたします。

概要

「交通広告グランプリ」は1956年から始まった「秀作車内ポスター展」を原点としています。このポスター展は、東京近郊の国鉄や私鉄、都電に提示された車内ポスターの中から優秀作品を選出したもので、当時としては大規模な展示会が開催されていました。そしてその後に始まった「国鉄広告展」や「新幹線広告展」の国鉄系の交通広告賞を次々に吸収統合し、1989年に、広告会社であるジェイアール東日本企画の主催による「JR東日本ポスターグランプリ」と名前を変え、2006年からは、JR東日本だけでなく、つくばエクスプレス・りんかい線・ゆりかもめ・JR貨物に掲示された作品も審査対象としました。また、名称も「交通広告グランプリ」と改め再スタートし2017年で29年目となった広告賞です。

応募対象

毎年4月1日からその次年の3月末日までに「JR東日本」「つくばエクスプレス」「ゆりかもめ」「りんかい線」「JR貨物」の車両内や駅構内にて掲示された広告作品が対象となります。 2017年度は2016年4月1日から2017年3月31日の間に発表された作品が応募の対象となっています。

応募資格

広告を出稿した広告主や広告会社・制作会社・制作者が応募資格を持ちます。自薦のみならず他薦でも可能です。

部門一覧

デジタルメディア部門

デジタルメディア等の放送された広告作品

車内ポスター部門

電車内に掲示された、ポスターステッカー等の作品

駅ポスター部門

駅構内に掲示されていたポスター作品

サインボード部門

駅構内やホーム等に掲示されていたサインボードの作品

企画部門

SPメディア、車体広告、ADトレイン、中吊り貸切り等の作品

選定基準

  • 交通の広告として、特性が活用されている
  • 交通の広告としての完成度の高さ
  • 新しい試みがなされている、新しい視点のある広告作品であること 等

審査

各賞の審査員は、広告関係者7名とジェイアール東日本の関係者1名のより構成されます。ちなみに、2016年度はコピーライターの仲畑貴志さんが審査委員長を務められ、審査員には(株)宣伝会議取締役の田中里沙さんがいらっしゃいました。

賞の内容

交通広告グランプリ

選出数

1点

副賞

賞状と東京駅をモチーフとしたトロフィー、賞金100万円

最優秀部門賞

選出数

各部門1点、合計5点

副賞

賞状とトロフィー、賞金30万円

優秀作品賞

選出数

各部門5点、合計25点

副賞

賞状と賞金10万円

JR東日本賞

選出数

1点

副賞

賞状とトロフィー、記念品

※グランプリとJR東日本賞は、部門を問わず全ての応募作品の中から選出されます。これらを含め応募された中から合計32作品が賞を得ます。

応募要項

応募期間

毎年度3月末から5月初旬が応募期間となっています。2017年度の受付期間は、3月22日水曜日から開始されており5月8日月曜日が締め切り日となっています。 

応募料金

応募料金や審査料金等はありません、無料です。 

受賞作品発表の時期と方法

2017年度の受賞作品の発表と授賞式は7月下旬と予定されています。 発表は交通広告グランプリのWebサイト等でも行われます。

2017年度スケジュール

応募開始

3月22日水曜日

作品締切日

5月8日月曜日

審査会開催

6月上旬

受賞作品発表

7月下旬

受賞作品展示会開催

8月

詳しくは「交通広告グランプリ」のWebサイトをご覧ください。

2016年度交通広告グランプリ受賞作品

ここからは、2016年度の受賞作品の中からピックアップして紹介していきます。

グランプリ
グラクソ・スミスクライン株式会社「ワキの多汗症は、お医者さんへ。」

左手を挙げ、右手でワキを押さえている女性の姿が、イラストレーターNoritake氏の温かく、ゆるいタッチで描かれています。 この広告が掲載されるのは「まど上」枠。つまり、目に入るタイミングと言えば、ちょうど吊り革をつかんでいる時になります。同じポーズで並ぶ女性たちが独特でシュールな雰囲気を醸し出し、思わず目を止め、見る人によっては共感を覚えてしまう朴訥な表情が印象的です。 とてもシンプルなデザインではありますが、それ故に悩みを抱える人にピンポイントに届く作品となっています。

デジタルメディア部門・最優秀部門賞
独立行政法人日本スポーツ振興センター「BIGお金持ち入門」

GACKTさん演じる、浮世離れした奇抜なキャラクター「お金持ち」と、西島秀俊さん演じる「まだお金持ちではない人」の掛け合いが面白い作品です。 「入門」なんて言われると、誰でも挑戦できそうな気がしてくる…かもしれません。

デジタルメディア部門・優秀作品賞
株式会社栄光「三日坊主にならない篇」

小学校高学年と思われる2人の男子が登場し、坊主頭の少年がもう1人の山田少年に向かって「スゴイ発見をした」と言うところからスタートします。 三日坊主にならないためには、4日やればいいという「言われてみればそうだよね」と納得してしまうことを「スゴイ発見」としてしまう小学生男子ならではの「あるあるネタ」を、「4日間の春季体験講習」につなげています。 鉛筆画のようなタッチの絵も、この作品の「ゆるい」雰囲気作りに一役買っています。

車内ポスター部門・最優秀部門賞
東京海上日動火災保険株式会社・企業広告
「挑戦シリーズ『オリンピック・パラリンピック』篇」

芝生で覆われたテニスコートを描いた上に、「パラリンピックが盛り上がる国は、挑戦心にあふれる国だ。」の言葉が記されることで、2020年に開催予定の東京オリンピックおよびパラリンピックの成功を願う気持ちが伝わってくる作品となっています。 もうひとつには、青空のもとそびえ立つ東京タワーを描いた横に「外国人に道を聞かれたらどうしよう、と考えている小学生はエライね。」の言葉が載せられています。東京オリンピック・パラリンピックをきっかけとして、外国や外国の言葉や文化に興味を持つ子供が増えて欲しいというメッセージを感じさせる作品です。

車内ポスター部門・優秀作品賞
サントリーホールディングス株式会社「BOSS・北海道新幹線」

缶コーヒーBOSSのCMキャラクターとして、すっかりお茶の間に浸透した感のある、トミー・リー・ジョーンズが、2016年3月26日開業の「北海道新幹線」に乗車している情景を描いた作品です。北海道新幹線の窓の外を過ぎゆく景色を目の当たりにしながら、深みのある表情を見せるジョーンズ、そして「抜けられないトンネルはきっとない。」の温かなコピーが、新幹線の開業に向けて頑張ってきた人たちへの感謝と、仕事や学業で壁を感じている人たちへのエールのように感じられます。

車内ポスター部門・優秀作品賞
福井市「ビューティフク!FUKUI CITY」

枝垂れ桜、花火、夕焼けに染まる海と水平線、山間の紅葉、そして雪に覆われた山といった季節ごとの風景をそれぞれ描き出すことで、福井市の美しい魅力を表現しています。 ちなみに福井では「ソースカツ丼」という、卵とじではない独特のカツ丼が親しまれています。福井に行く機会のある人には是非試していただきたいメニューのひとつです。

サインボード部門・優秀作品賞
株式会社テレビ東京・金曜8時のドラマ「釣りバカ日誌新入社員浜崎伝助」

平社員でありながら、釣りの場では自分の所属している会社の社長に「師匠」と呼ばせるようなフランクな交際をしている、ハマちゃんとスーさんのコンビが繰り広げるシリーズのテレビドラマ版のコマーシャル作品です。 釣りといえば釣った魚を記録するために作成する「魚拓」がありますが、このコマーシャルでは、釣り竿を持ったハマちゃんとスーさんのそれぞれの「魚拓」ならぬ「人拓」が描かれています。

企画部門・優秀作品賞
独立行政法人情報処理推進機構「パ*ス*ワード~もっと強くキミを守りたい~」

少女漫画風に描かれた登場人物が、パスワードの大切さを強く訴える作品です。パスワードで案外多いのが、「password」「1234」と言われているように、危険なパスワードを無頓着に使用している人たちへのメッセージが込められています。

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